<新型コロナ>忍び寄る「自粛警察」

広がる「自粛警察」 

営業自粛をせずに営業をしているお店や施設などにクレームの張り紙が貼られている画像が少し前からSNSのTLに流れ拡散されていましたが、ネット上ではそのような行為をする人達に「自粛警察」というネーミングが付けられました。ボクとしては当初からクレームの張り紙を貼って回っている人の考えは良く理解できなかったですが最近では「自粛警察」の人達に恐怖を覚えます。戦時中のナチによるユダヤ人狩りや日本での治安維持法による不当逮捕などを連想します。何より怖いのはこのような行為をしている人達は自分自身が「正義」であり「正しい事をしている」と思っているところです。多くの人も言っていますがこの「正義」というモノほど怖いものはありません。過去・現在の戦争において実は「悪」はどこにも存在しないのです。戦争には「勝ち負け」は存在しても「善悪」は存在しません。なぜなら戦争を起こす人々は全員「我こそは正義」だと信じているからです。お互いに自分の正義に反対する人たちを殺すのが戦争です。そして「正義」の名の元で同調圧力をかける。「正義」の脅威に比べれば「悪」の脅威など大した脅威ではありません。そういう意味で「自粛警察」の皆さんにボクは恐怖を覚えるわけです。取り締まりも悪ではありませんが取り締まる対象が間違っていると思います。誰だってお店や会社を休業できるものであれば休業したいのです。でもそれでは生きていけないから仕方なく営業しているわけです。このな世相ですから営業したところで通常の売り上げなんてどこのお店や会社もないのです。なにせお客さんが来ないのだから。それでも営業せざるを得ないのが実情なんです。「張り紙」を貼ってネットに晒すほど営業して欲しくないなら、そのお店の経営者に売り上げを補償してあげればいいだけの話ですがそれはしない。支払いが出来ずにそのお店の経営者や関係者が仮に自殺しても何の痛みも感じないわけでしょう?それって「正義」なんですかね?本来は自粛を求めるなら国が補償をするべきだし順番も補償が「先」なんです。全国民・全企業に1か月分生きていけるだけの金銭補償を先にしたうえで1か月間のロックダウンをすればいい。1か月で終息しなければ終息するまでそれを続けるのがコロナ封じ込みを最優先する方法です。それが給付などの予算が成立したのが4日前ですよ?そしてこれから支給ですよ。アベノマスクだってまだほとんどの人が受け取っていない。現金を手にするのは一体いつですか?って話です。しかもまた1か月自粛延長。死にますよ。これじゃ。「自粛警察」さんが張り紙を貼るべき場所は必死に生きようとしている自分達と同じ一般市民のお店じゃなくこの1か月間何の手当もなく自粛させ国民を追い込んだ政府与党や官僚じゃないかと思います。どうせなら政治家や官僚の自宅の玄関や門に張り紙を貼って欲しいと思います。みんな苦しいのに苦しんでいる人に追い打ちをかけるような行為しないでほしいと思います。まぁ「自粛警察」についてはネット上でも批判が多く賛同者が少ないのが救いですが、人と会えないこんな時でも心まで分断したくはないですよね。

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