小説家でもあり政治家でもあった石原慎太郎氏の訃報がアナウンスされました。ボク的には文豪・石原慎太郎は全く知りません。東京都知事のイメージが強いですね。アクの強い方だったので賛否両論がある人でした。韓国では「日本の極右妄言製造機が死亡」という報道がされ台湾では「友台人士(台湾に友好的な人物)として知られ、故・李登輝元総統のよき友人だった」と報道されたようです。同じ隣国でも韓国と台湾は真逆の報道で、「さもありなん」と思いました。また日本の左派の人物も石原氏を批判する発言をする人も多い中、日本共産党の志位委員長はお悔やみを述べたあとに、「世代もだいぶ違っていて、ご一緒したこともほとんどない。私たちと立場の違いはもちろんあったわけだが、今日言うのは控えたい」と発言しました。ボクは共産党支持者ではないけど今回の志位委員長の発言は立派と言うか実に日本人らしくて共産党を少し見直しました。日本には死者を鞭打つ文化はないんですよね。あの共産党ですらそういうことはしない。時間が経過すれば生前の石原氏に対する批評は出てくるでしょうがまだ遺族などが悲しんでいる時に故人を批判することは避けるのが日本人としての感覚だと思います。それでも最近は自分達の敵対者が亡くなると平気で批判したり時には誹謗中傷の言葉を投げつけてたりする日本人が増えてきました。実に悲しい事です。リベラルを気取る人達は普段は「人権」を盾にしますが死者を冒涜するような真似をする人間が「人権」を口にするのは実に滑稽に思えます。まるで敵対者には人権がないような口ぶりです。ボクが左派を好きになれないのはそういう所ですね。個人的には石原氏に関しては好きな部分も嫌いな部分も当然ありますが、日本を愛していた政治家であるといことは良く分かりますしその思いはボクも同じです。どの国の国民も祖国を愛するのは当然のことだと思います。逆に国民から愛国心が失せたらその国はもはや国としてのテイをなさないのではないでしょうか?ともあれ、石原慎太郎氏のご冥福をお祈り申し上げます。

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