落選の貴乃花親方は2票、阿武松親方は8票で当選

注目の大相撲協会の理事選挙がありましたね。
貴乃花親方はあっさり落選でした。
テレビでは連日「票読み」などをして
逆転もあるかも?と思わされたけど
蓋を開けてみれば、たったの2票。
改めて「一門」の結束の強さというか
何も変わらない体質というか
そういうものを感じました。
テレビで「票読み」なんてしたので
逆に「一門」内の締め付けが厳しくなったのかもしれませんね。

個人的には残念に思いますが
貴乃花親方は自分が落選するのは承知していたでしょう。
それでも、立候補したのは無選挙になることを避けたなど
色々と思惑があったのでしょうね。
それにしても、過去の傷害事件で係争中の春日野親方とかが
シラーっと理事に当選してたりすると
池坊さん達、評議員の方たちは
春日野親方を理事としてすんなり承認するのか?
などと思わなくもありません。

さて、これで相撲界の改革は遠のいたのでしょうか?
八角親方率いる現体制が勝利したのでしょうか?
私はそうでもない。と思っています。
ここ数カ月貴乃花親方が責められていたのは
「理事」でありながら協会に非協力だった。ということだから
逆に「理事」でなくなった今の方が
出来ることも増えたような気がします。
確かに具体的な改革は、理事になり味方を作らないと不可能ですが
具体的な改革よりも先に相撲界の体質を変えるとというか
今の悪い部分を壊すという意味では
むしろ「理事」でない方が自由が利くのではないかと思います。
貴ノ岩の事件も「理事」でなくなった今、
協会に対して強い態度ででれるのではないか。
また、今後様々な問題が起きた時には
理事でない分いまよりもっと色々な発言ができるのではないか
そんな風に思ったりします。
ともあれ、理事選は2年に1回。
貴乃花親方にはここから2年間の過ごし方が重要ですね。
まずは、自分の部屋の弟子たちを鍛え
関取を増やしていくことですね。
横綱・大関でも部屋から出せればね。


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