先週シリアでテロリストに3年4カ月もの間拘束されていた
安田純平さんが解放され帰国しました。
メディアやネットでは、有名人から一般人まで賛否両論されています。
安田さんを批判する人、擁護する人どちらの意見も頷けます。
ジャーナリストして紛争地帯の実態を世界に知らしめることは決して悪い事でありません。
戦争や紛争、また福島原発のような人的災害の報道は放置しておくと
その真実は公開されずに特定の人達のプロバガンダに利用される恐れがあります。
ですから、権力などとのしがらみがない人間が
何の忖度なく真実を伝えることは非常に重要な事だと思います。
半面、世間から頼まれてもいないのに危険を承知で自己責任として赴いたのであれば
何があっても最後まで自分一人で完結すべきだというような指摘ももっともです。
特に安田さんに関しては、今回が初めての拘束ではなく
過去にも数回拘束されている事実も踏まえて「いい加減にしろ」と思うのは当たり前の感情です。
親の言う事をきかないで勝手に動き回って迷子になる。
親は必死で探す。そして見つかった後はこってりと親から怒られる。そんな絵面です。
個人的は、「英雄視」するのも変な話だし(別に英雄でもないんでもないし)
かといって「バッシング」するのも違うような気がする。
ただ、不可抗力なんだろうけど何度も拘束されちゃうわけだから
安田さんの紛争エリアのジャーナリストとしての資質については大いに疑問に思う。
それでも無事に解放されたことは大いに喜ばしい。
バッシングしている人たちだって「殺されれば良かったのに」
なんて思っている人はあまりいないだろう。そこは素直に良かったね。と思う。
半面、安田さんが解放された言う事はテロリストにとって解放するに値するメリットがあったはず。
それが身代金と言う金銭なのか、それとも別に何かなのかは分からないが
テロ組織にとっては何某からのメリットのある取引がされたと考えるのが当然。
とすると、結局テロ組織を間接的に支援したこと同じになる。
そしてそのテロリスト達はまた多くの人の命を奪う。
安田さんは助かったけど、その代わりにまた殺される人が増えるという図式になっている気がする。
安田さんのようなジャーナリストが伝える真実は
大きく長い目で見れば紛争を止め平和をもたらすことにつながるのだろうけど
なんだか釈然としない部分がある。
安田バッシングもそうした釈然としないモヤモヤ感があるのではないかと思う。
まぁ~俺には危険な場所にわざわざ出向くような度胸も使命感もないから
どうこう言える立場でもないんだけど
安田さんには自分がシリアで見聞きしたことや体験したことをたくさん語って欲しいし
各メディアも今後彼から語られるであろうシリアの真実をしっかり報道して欲しい。
そうでなければ、今回の件は本当に何だったの?っていう話になってしまうから。

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