毎日本当に殺人的な暑さが続きますね~。
溶けるような暑さを通り越して、外出した瞬間に火が付きそうな暑さです。
そんな暑さの中、今日は「土用の丑の日」です。
今年は「二の丑」もありますが、とりあえず今日は一の丑です。
子供の頃は「月曜なのに何で土曜の丑の日なのか?」とか
「牛の日なのに、なんでステーキじゃなくて鰻なのか?」と
素朴な疑問を持っていましたっけね。

そんな丑の日と言えば、今書いたように「鰻」です。
私は大好物というわけではありませんが、
やはり夏になるとうな重食べたくなりますね。
「うな重」はダイエッターの天敵の食べ物です。
が、ビタミンA ・ビタミンEそしてB群とビタミンが豊富ですから
疲労回復効果があるので、夏バテの時にいいのでしょうね。

しかし、今のように「土用丑の日」に食べる習慣ができたたのは江戸時代だそうで。
鰻の旬は、晩秋~初冬で夏場は鰻が売れない季節だったそうで
なんとか夏場も鰻が売れる方法はないものか?と思案した鰻屋さんが
エレキテル(連合じゃないよ)で有名な平賀源内さんに相談したところ
「本日は丑の日」と看板を出しなさいとアドバイスを受け繁盛したことから
「土用の丑の日は鰻を食べる」という風習になったたそうです。
まぁ、そもそも「土用」というのは五行説からきたものなので
ウナギには全く関係のない日ですからね。

平賀源内さんのお陰で夏場に商売繁盛になったウナギ屋さんは良かったでけど
「土用」なんて、縁もゆかりない日に食べられるようになった
ウナギはたまったもんじゃないですね。
お陰で、ニホンウナギは絶滅危惧種となるまでその数を減らしました。
今年も、シラスウナギ(うなぎの稚魚)は不漁で
お値段も昨年の1・5~2倍だそうです。
う~ん......どうなんでしょう?
「土用の丑の日に鰻を食べる」という風習は必要なんですかね?
鰻屋さんの商売にイチャモンつける気は毛頭ありませんけど
このまま「ニホンウナギ」が絶滅するまで「土用の丑の日」に鰻を食べ続けていいんですかね?
もちろん、私も年に何度か鰻を食べますけど
年中行事として「土用の丑の日に鰻」というアピールはしなくてもいいと思うんですけど。
まぁ、鰻と言っても「ニホンウナギ」ではない種類もいますけど
絶滅危惧種を食べましょう。という行事には少し疑問があったりします。

なので、今日はうな重食べに行きません。
まぁ、絶滅危惧種云々とかいうキレイごとじゃなく
なにもわわざわざこんな混む日に鰻屋さんに行く必要はないとの判断です。
普通の平日ならば割とウナギ屋さんは空いてますから
まぁ、それほど高級な食べ物になったということです。
子供の頃は川で天然の鰻が普通に獲れたけどこれも時代ってヤツですね。