昨日は歴史的な米朝首脳会談がシンガポールで開催されました。
アメリカの大統領と北朝鮮の指導者との会談なんて初めてのことですね。
北朝鮮にとっては長年の夢であるアメリカとの会談を開催することができたということでしょうか。
共同声明にもサインをしたようです。
報道によると合意の内容は具体的なことが一切明記されておらず
なんの効力もない「覚書」に毛の生えた程度のものでしょうが
半世紀以上も敵対していた両国が数時間の話し合いで全て合意することなどありえません。
その辺は今後の動向を見守るとして、
昨年からかなり緊張していた朝鮮半島情勢も一旦は戦争回避の方向を向いたのは間違いないですね。
南北が戦争を始めれば日本としてもただでは済まないのでそれは良かったと思います。
そして今回は合意内容云々よりもアメリカ・北朝鮮のトップが
会って対話をしたことが重要だと思います。
直接会って話をする。それが実現したことは大いに評価したいと思ってます。

日本人としてはやはり拉致問題が気になるところですが
トランプ大統領から金委員長に話はしてくれたようですが
共同声明にも拉致に関する記述はないようです。
それももっともなことで、今回はアメリカと北朝鮮の会談です。
アメリカにとっては「拉致問題」の優先度は必ずしも高くありません。
「拉致問題」にこだわる理由はアメリカにはありません。
トランプ大統領は「アメリカファースト」と標榜していますから
いくら日本が同盟国と言ってもそこは自国の利益優先になりますので
最初から期待は薄かったですが案の定といったところです。
「拉致問題」はアメリカは関係ありません。
この問題に関しては、日本と北朝鮮の間の問題ですから
安倍総理が直接、金委員長と話して解決しないと無理ですね。
とはいえ、南北首脳会談・米朝首脳会談を成功させた今の北朝鮮にとっては
日本は重要度がそれほど高くない国になっていると思います。
相手から是非日本と会談させてくれ。という要望はまずないでしょう。
となると、日本側から北朝鮮にお願いしないといけないということなり
完全に北朝鮮ペースで終わる可能性か大きいですね。
日本政府と安倍総理は相当苦悩しているのではないかと思います。
ここ数カ月間の北朝鮮を巡る関係各国のなかで完全に日本は蚊帳の外状態です。
北朝鮮に無視されている。といっていいでしょう。
かなり苦しい状況ではありますが、拉致被害者家族の皆さんのためにも
なんとか国益を損なわずに北朝鮮に「拉致問題」を取り上げ
解決させる策を講じて欲しいと願うばかりです。
与野党関係なく知恵を振り絞って欲しいですね。
こういう時の為に国民は議員に高給を支払っているのですよ。

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